浜町公園内の中央区総合スポーツセンター(中央区日本橋浜町2)で10月22日、「全日本綱引フェスティバル」が開催された。日本綱引連盟(渋谷区)、中央区観光協会、中央区商店街連合会による共催。
2年前、「日本橋」の上で開催された綱引きイベントを通じ観光協会と綱引連盟の縁が生まれたことがきっかけで、今回初開催された同フェス。「全国から参加チームを集める大会の場所を、せっかくなら東京のど真ん中の中央区で開催しようということになった」と中央区観光協会の三浦裕伸さん。「綱引きをするのは小学校の運動会以来という人も多く、楽しんで参加してもらえた。1本の綱でみんなの心がつながり、被災地支援や青少年の健全育成に役立ってくれれば」とも。
一般の部、競技者登録チームによる「選手権の部」、小学生による「ジュニアの部」の3部門を設け、全国から34チームが参加。各チームの出場料は全て義援金に充てる。
選手権の部は、長野県から参加した「進友会」チームが優勝。一昨年、全日本を制し世界選手権にも出場した全国有数の強豪チームで、「佐川急便東京」チームを僅差で下した。一般の部(男子)には、地元浜町にある相撲部屋「荒汐部屋」の力士が参加し、圧倒的な強さを見せ優勝を飾った。
浜町公園内には大会を盛り上げる屋台が多数出店。地元商店会をはじめ、日本橋地域で6月から継続的に開催されている「日本橋みちのく復興市」や「東北復興プロジェクト」と連携し、仙台の牛タン焼そばや気仙沼の日本酒など、東北の物産も販売された。