東京建物(中央区八重洲1)が11月24日、東京建物八重洲ビル(八重洲1)を開業した。
同ビルは地下2階、地上11階建て。オフィスと商業ゾーンから成る複合施設。1階から地下への吹き抜けで開放感を出し、江戸の「粋」を意識したという、赤が基調のデザインを採用した。
地下1、2階には、飲食店ゾーン「八重仲ダイニング」を配置。地下1階には、ベルギービールレストラン「ベルジアンビア・カフェ リエージュ=ギユマン」やデリ&カフェ「オーガニックハウス」、房総半島直送の魚介と野菜が特徴のイタリアン 「ボッソ」、タイ料理店「ジャスミン・タイ」、中華料理店「フェイ・リトル泰興楼」など7店が出店。地下2階には、九州料理居酒屋「神屋流 博多道場」、韓国料理店「韓豚屋」、海鮮郷土居酒屋「九州海鮮 北さつま漁港」の3店がオープンした。施設面積は、地下1階=741.63平方メートル、地下2階=671.07平方メートル。
「土地柄、男性ビジネスマンのイメージが強いエリアだが、女子会やパーティーの利用を狙い、カジュアルで少し高感度なテナントを中心に誘致した」と同ゾーンを運営するプライムプレイス(中央区)の有馬俊樹さん。「周辺には、オフィス街だけでなく利便性の高い東京駅がある。おいしい『食』だけでなく、忘れられない『シーン』や楽しい『時間』を感じられる場所として、結婚式の2次会などのパーティー利用にも対応できるような個性的な店舗の集合体を目指したい」とも。