日本橋室町の「カフェ&ギャラリー開」(中央区日本橋室町1、TEL 03-5205-0572)で1月14日、福島県国見町特産の陶器「国見焼」のチャリティー展示販売会が始まった。主催は「国見を元気にするARPの会」。
日本橋で福島「国見焼展」-器や花器のほか、アクセサリーや陶製人形、陶板額などが展示される
同会代表の山中教子さんは世界卓球選手権の団体優勝経験者。現在は、独自の体作り理論に基づき、卓球の指導に取り組んでいる。山中さんは、卓球が盛んな福島県国見町を度々訪れ交流を深めてきたが、東日本大震災後、「同町復興のため何かできれば」と同会を立ち上げた。
国見焼は、福島県と宮城県の県境にある萬歳楽山の土を使った陶器で、灰色を帯びた素朴な発色と質感が特徴。同展では、陶芸家・氏家博昭さんの作品を中心に展示販売する。
経費を除く売り上げの全額で福島県の農産物を購入し、仮設住宅で暮らす被災者に無料で配布する。「被災者の生活支援と、風評被害で苦しむ農家の力になれれば」と氏家さん。今後、国見町の特産品販売などを通じた復興支援企画を予定する。
開催時間は11時~18時30分。今月21日まで。