日本橋の和紙専門店「小津和紙」(中央区日本橋本町3、TEL 03-3662-1184)が販売する色紙セット「和紙十色」(1,050円)が話題を呼んでいる。
10センチ角の和紙が10色、各10枚ずつセットになった同商品。東野圭吾さん原作の小説を映画化し、現在公開中の「麒麟の翼」で同商品が物語の重要なアイテムとして登場しているためだ。映画製作以前に同店で販売していたのは「和紙百色」(大=2,100円、小=1,050円)だったが、映画化に際し、物語に合わせた10色を選んで商品化した。
同作は日本橋・人形町を舞台としたミステリー。同店も、映画のロケ地として使われた。公開を記念した公式散策ツアーの行程にも組み込まれており、登場人物と同じ場所で同じものが購入できると観光客に好評だという。
「『和紙十色』と一緒に、日本橋がデザインされた一筆せんや写経セットなどを購入していくお客さまが多い」と同社の西本幸宏さん。「映画をきっかけに、さまざまな和紙商品を知ってもらう機会になれば」とも。
営業時間は10時~19時。日曜定休。