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浜町にベルギービールキッチン「ブラッスリー ドロー」-老舗店から独立開業

ベルギービールと専用グラスが並ぶメニュー棚

ベルギービールと専用グラスが並ぶメニュー棚

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 日本橋浜町に4月25日、ベルギービールレストラン「Brasserie de l'eau(ブラッスリー ドロー)」(中央区日本橋浜町2、TEL 03-5614-0667)がオープンした。

オーナーシェフの前澤冬樹さん

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 同店店主の前澤冬樹さんは、1986年に開業し、現在東京と仙台で9店舗を展開する老舗ベルギービールレストラン「BRUSSELUS(ブラッセルズ)」で長年シェフを務めた経験を持つ。前澤さん自身をテーマにしたフェアが組まれるほどの人気シェフだったが、利用客と対話しながら料理を提供できる店を目指し、独立開業を決めた。

 前澤さんが一人で切り盛りするため、店舗面積はキッチンから全てが見渡せる4.5坪。席数もカウンター6席に絞った。満席時にはテラス席も開放する。

 フランス語で水を意味する「ロー」と、英語で引き分けを意味する「ドロー」を掛けた店名で、「水のように自然に。勝負を気にしない楽しい時間が翌日の活力になるように」と思いを込めた。店舗のロゴはテレビ番組のタイトルデザインなども手掛ける書楽家・安田有吾さんが担当した。

 ベルギービールは、約30種類(小瓶=1,000円~1,650円、大瓶=2,100円~3,000円)を提供。初めての人にも試しやすいよう、日替わりで「本日のグラスベルギービール」(700円~900円)も用意した。ラベルのデザイン性が高く、銘柄によって注ぐグラスを変えるベルギービールの特徴を示すように、カウンター脇の棚にはメニュー代わりに各銘柄のボトルとグラスを並べる。

 「ビールの肝は食感と香り」と前澤さん。料理は、春キャベツで包んだ「里いもとアンチョビーのテリーヌ」(700円)や衣が香ばしい「ミョウガのフリット」(600円)、「豚バラ肉と野菜のグリル」(1,200円)など、ベルギービールと相性のいいものをそろえる。同店の「クリームブリュレ」(500円)は、間違って冷凍庫に入れてしまったことから偶然生まれたフローズンデザート。客単価は2,000円~5,000円。

 「以前の店の経験から男性ビジネスマンの利用を見込んでいたが、地元の人や女性一人客が多いのはうれしい誤算。ニーズに合わせて、定休日や営業時間を変えていきたい」と前澤さん。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~22時。日曜・祝日定休。

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