日本橋高島屋(中央区日本橋1)で5月31日、「いけばな池坊550年祭記念特別展」が始まる。
華道家元の池坊は今年、歴史上に登場して550年。これを記念し、11月までさまざまな行事やイベントを展開する。
同展では、室町時代に始まった池坊の歴史を一堂に紹介。戦国時代の家元である池坊専好(初代)が前田利家邸で豊臣秀吉に花を立てたという史実に基づき、7メートルの大作「前田邸大砂物」を原寸大で復元する。
そのほか、伊達政宗が江戸時代初期の家元32世 池坊専好(二代)へ宛てた書状の直筆現物を公開。政宗が、来客があるため花を立ててほしいと依頼する内容で、戦国武将との交流が多かった池坊の歴史を物語る資料となっている。
会場では、京都の寺院「六角堂」境内でのみ販売されている、金粉をあしらった記念特別菓子「月柳」も販売する。
開催時間は10時~19時30分(6月1・3・5日は17時30分まで)。入場料は一般=1,000円、高校生以下=無料。6月5日まで。