参加型写真投稿企画「“ニホンバシの朝”の地図作り」が現在、フェイスブック上で展開されている。運営は、日本橋で働くビジネスパーソンによる任意団体「日本橋フレンド」(事務局=中央区日本橋掘留町1)。
日本橋の歴史と未来をテーマにした朝食付きトークイベント「アサゲ・ニホンバシ」や日本橋三井ホール(日本橋室町2)で開催中の金魚アート展「アートアクアリウム」を会場にした交流イベント「ニホンバシワーカーナイト」などを主催する同団体。同企画では、日本橋エリアの「朝」を撮影した写真をフェイスブック上で募る。写真は撮影した場所と投稿者のメッセージが添えられ、地図上にマッピング、アーカイブ化されるしくみ。同団体が主催するイベントやホームページでも紹介する。
集まった写真には、高層ビルが立ち並ぶオフィス街の風景や数百年続く老舗商店の佇(たたず)まい、首都高速が上空を交錯する日本橋川や、路地裏の桜並木など、さまざまな日本橋の姿を生活者の視点から切り取ったものが多い。早朝の静寂と、それを破って1日のスタートが切られようとする高揚感、刻々と移る季節の営みなど、都心の朝がまぶしく表現されている。
「カメラ付き携帯電話の普及で、写真を撮るのは日常的な行為になった。通勤途中に足を止め、日本橋の朝の写真を撮るという簡単な行為が街への興味につながれば」と同団体の鳥羽真さん。「参加者はまだまだ少ないので、認知度を上げていきたい」とも。