日本橋三越(中央区日本橋室町1)で9月17日、「Ikenobo 花の甲子園2012」関東地区大会が開催された。主催は、財団法人池坊華道会。
高校華道部日本一を決める「花の甲子園」は、今年で4回目の開催。全国9地区の予選を勝ち抜いた代表校が全国大会に挑む。
同大会は関東地区の代表校を決める予選会で、21校が参加。各校3人一組で、壁掛け作品と3種類の花器への生けこみの2種目でパフォーマンスを競った。技術だけでなく、各チームが自ら花器を用意し、地元の花材を使うなど、それぞれの独自性も審査の対象となる。
生け花人口の減少に歯止めをかけ、生け花文化のすそ野を広げようと、高校での華道実習支援事業を展開する同会。同大会を通じて、高校華道部の活動活性化を狙う。「全国的に話題を広げることで、生け花への興味関心を高め、華道部に入部する高校生を増やしたい」と同会学校華道課の小橋傑さん。
優勝したのは、神奈川県立厚木高校華道部のチーム「花見鳥」。同チームは、11月に京都・六角堂で開かれる全国大会に出場し、日本一を目指す。