「東京から故郷おこし」がコンセプトのレストラン「日本全国うまいもの交流サロン なみへい」(中央区日本橋本石町4、TEL 03-6666-5963)は現在、奈良県曽爾(そに)村の料理と地ビールを提供するフェアを開いている。
地元食材のコース料理と地ビール「曽爾高原ビール」の飲み放題企画も
同店は「人づくり」と地方の農業や漁業の支援など地域活性化を目的に、2008年にオープン。月ごとに特定の市町村をクローズアップし、郷土料理や旬の食材を使ったメニューを提供している。
今月は、奈良県東北端にある人口1800人の山村「曽爾村」をPRする。NPO法人「『日本で最も美しい村』連合」のサポート会員である同店オーナーが、同連合に登録している同村に企画を呼び掛けた。
ススキの大海原で有名な曽爾高原を有する同村は、夏は冷涼、冬は20~30日降雪する厳寒な気候で、「平成の名水百選」にも選ばれた曽爾高原湧き水群を生かした野菜栽培や地ビール醸造が盛ん。同フェアでは、同村の生産者グループ「奥宇陀蔬(そ)菜研究会」が栽培に取り組む華やかな形状や甘みが特徴のオランダ産レタス「サラノバレタス」を使った「曽爾村産サラノバレタスと鮮魚のカルパッチョ」や名産品のホウレンソウと手延べ三輪素麺を融合した「曽爾村産ほうれんそう素麺」など、同村物産を使った創作料理を提供する。
4月20日には、村長や観光大使が来店し、交流イベントを開催。地元食材を利用したコース料理と奈良県唯一の地ビール「曽爾高原ビール」の飲み放題を5,500円で提供する。開催時間は18時30分~21時。定員40人。事前予約制。
営業時間は18時~22時30分。日曜・祝日定休(土曜は15人以上の予約のみ営業)。フェアは今月30日まで。特産品の販売は6月28日まで行う。