明治座(中央区日本橋浜町2)が4月28日、創業140周年を迎えた。
明治座の前身にあたる「喜昇座(きしょうざ)」は1873(明治6)年4月28日に興行を開始。
明治座の前身にあたる「喜昇座(きしょうざ)」は1873(明治6)年4月28日に興行を開始。1893(明治26)年には初代市川左團次が座主となり、座名を「明治座」に改めた。関東大震災や東京大空襲による焼失、数度の火災を経て、1993年、現在の劇場が開業した。
初期は歌舞伎、新派、新国劇が中心だったが、近年は喜劇や時代劇、人気歌手の座長公演など、ジャンルにこだわらず多彩な演劇を上演している。140周年を記念し、5月3日~27日には、市川染五郎さん、片岡愛之助さん、中村勘九郎さん、中村七之助さんらが出演する「明治座 五月花形歌舞伎」を上演する。
「明治座は東京で最も古い劇場。この機会に明治座の歴史に触れていただきたい」と営業部宣伝課の岸明香さん。
現在、同館2階のギャラリーで「感動をつないで 明治座140年展」を開催。同館の歴史を写真パネルで紹介している。公演中、観客以外も無料で入場できる。