日本橋三越本店(中央区日本橋室町1)のライオン像が12月3日、昨年に引き続きコート姿で登場した。
トレンチコートの素材のギャバジンとパーツで作られたトナカイのオブジェも登場
1914(大正3)年、同店の正面入り口の左右に飾られた青銅製の同像は今年で100歳。ロンドンのトラファルガー広場にあるネルソン記念塔の下のライオン像を模して作られ、三越のシンボルともいえる存在だ。今回コートを着用するのは、1972(昭和47)年に三越創立300周年を記念して全国の支店に設置された像と同じもので、本館1階中央ホールに展示される。
コートはアパレルメーカーの三陽商会(新宿区)が製作。高密度先染めのギャバジンやオリジナルロゴ入りの水牛ボタンを使用するなど、細部にこだわり「親から子へ、子から孫へと引き継がれても色あせない」をコンセプトに製作した同社の「100年コート」と同様のもの。
ドールアーティストのNUICOさんとのコラボで、トレンチコートの素材であるギャバジンとパーツで作られた大きなトナカイのオブジェも登場。6日・7日にはギャバジン生地などを使ってアクセサリーやオーナメントを作るワークショップも開く。
コート姿のライオン像は9日まで。