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人形町にカフェ併設のユーストリームスタジオ-広告制作会社が開く

カフェの座席からスタジオ内の様子を見ることができる

カフェの座席からスタジオ内の様子を見ることができる

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 人形町郵便局裏の路地に2月2日、カフェ併設のユーストリームスタジオ「NIHONBASHI CAFEST」(中央区日本橋人形町1、TEL 03-3665-7007)がオープンする。運営は広告制作会社・日庄(同)の子会社N-BASE(同)。

肉厚ハンバーグをはさんだマフィン

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 創業43年の日庄はこれまで新聞広告を主な事業分野としてきたが、インターネット広告市場の伸張に伴い、デジタル分野の事業強化を図ろうとしている。昨夏、「コミュニケーション」をテーマとした社内プロジェクトを編成し議論した結果、自社ビル1階スペースを活用したユーストリームスタジオ開設の案が挙げられ、準備を進めてきた。

 「映像とその他の媒体を組み合わせたクロスメディア広告の一環として展開する」と同社コミュニケーションデザイン事業部長の田中真吾さん。「ツイッターやフェイスブックなどソーシャルメディアを活用したPRに取り組み始めた企業は多く、ユーストリームの活用ニーズも高いが、上質な番組を提供できる適切な場所は少ない。スタジオ設備を自社で持つことは広告商品の一つになる」とも。1月27日には、育児誌「Como」(主婦の友社)が同スタジオからテスト番組を配信した。

 スタジオ面積は35.39平方メートル。ユーストリーム配信用機材として、カメラ2台とスイッチャー、別撮り素材を挿入できるサンプラーを装備。申請制で、営利目的以外の利用は無料。有料でオペレーションサポートも行う。

 リアルなコミュニケーションが生まれる公共スペースとしての運営を意識し、「スタジオだけではハードルが高い」とカフェを併設する。しかし、「おまけのカフェとは言わせない」と店長の喜多村宗史さん。エスプレッソ(シングル=200円、ダブル=300円)とイングリッシュマフィンのサンドイッチ(単品=450円~、ラタトゥイユ・サラダ・ドリンク付きのセット=800円~)を主力メニューとし、ガラス越しにスタジオ内部が見られるスペースに電源、無線LANを完備した。カフェ面積は42.49平方メートル。席数は22席。

 同店のロゴはコミュニケーション、情報、コーヒーの「波紋」をイメージしたデザイン。N-BASEの安島一寿社長は「日庄は長年、人形町でやってきた。このスタジオを使って地元の文化発信を応援したい」と話す。「ビル2階には会議室があり、セミナーなどにも活用できる。スタジオと組み合わせ、さまざまな用途で使ってもらえれば」とも。今後、バリスタの対談やラテアート体験など、カフェをコンテンツとして使った展開も予定する。

 営業時間はスタジオ=10時~23時、カフェ=8時~23時30分。土曜・日曜・祝日休み(イベント開催時は臨時営業)。

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