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小網町でご飯好きが集まるイベント「On the Rice」開催-実家の米をPR

撮影:岩沢卓(バッタ☆ネイション)

撮影:岩沢卓(バッタ☆ネイション)

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 日本橋小網町のデザイン事務所「バッタ☆ネイション」のイベントスペース「Co-Net」で1月29日、「ご飯好きが集まり、ご飯をただただ食べるだけ」のイベント「『On the Rice』第一膳~ガス釜最強伝説~」が行われた。

主催者の白井夫妻

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 同イベントを企画運営したのは、フリー編集者の白井順一さんと妻で調理師の紀子さん。順一さんは、新潟県で米農家を営む父「ひさし」さんが生産するコシヒカリ「ひさしのこめ」を3年ほど前からPRしてきたが、その経験から米を販売することの難しさを実感したという。「米の差別化は価格と産地などでしかできない。おいしさを伝えるために、直接お客さんに食べてもらう機会を作りたかった」と順一さん。「米が主役のイベントは珍しいし、米好きが集まってご飯を食べるだけの会というのも楽しいと思った」とも。

 第1回のテーマは「ガス釜」。同イベントのために購入した二升炊きのガス釜で炊いた「ひさしのこめ」と、前日から紀子さんが仕込んだ、どんぶりギョーザ、タンドリーポーク、牛スジとひよこ豆のトマト煮込み、サケの焼漬け、おでんなどのご飯に合うおかず16品を用意した。

 ツイッターなどでの呼びかけに応えた約30人が「マイ茶わん」持参で参加。自ら、ご飯にのせて食べたいおかずを持参した参加者も。ご飯が炊き上がると、そのツヤと香りに歓声が上がり、用意した6升分があっという間になくなった。その様子に「『米好き』を甘く見ていた」と紀子さんは驚く。イベントの模様はユーストリームで生中継されたほか、ツイッターのハッシュタグ(#ontherice)で参加者が積極的に状況を配信する姿も見られた。

 「今後も、こうしたフードイベントを通じて米の可能性を追求していきたい」と順一さん。品種や炊き方の違いによる食べ比べ、カレーや丼ものをテーマにしたイベントを開く予定。

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