日本橋の老舗和菓子店「榮太樓總本鋪」(中央区日本橋1、TEL 03-3271-7785)が「東京ピーセン」の復刻リニューアル版を発売した。
お酒に合うおつまみとして、人気の銘柄「獺祭」ともコラボレーション
ピーセンはもともと「銀座江戸一」の看板商品として1956年に発売され、東京土産として一世を風靡(ふうび)したもの。同社廃業に伴い、同店がのれんと製法を引き継いだ。
今回の復刻リニューアルに伴い、発売当時のエッフェル塔と青をベースにしたトリコロールをいかしつつ、モダンで懐かしいデザインにブラッシュアップ。味も「お酒に合う」をコンセプトに、原材料の落花生を千葉県産限定に戻した他、現代の味覚に合わせた異なるテイストと食感の「さくさくプレーン」「カリっと海老」「しっとりチーズ」の3種を開発した。「エビだけでは磯の香が弱いので隠し味にホタテパウダーを入れたり、ぬれ煎餅のようなしっとり感を出すためにあめの製法を応用し、チーズソースと白蜜を幾層にも重ねてコーティングしたりしている」と商品企画課の藤原大吾さん。「獺祭(だっさい)とコラボして日本酒と合わせる試食イベント『東京ピーセン・ナイト』を実施した。今後、ワインやビールなどと一緒に楽しんでもらう提案をしていきたい」とも。
商品は榮太樓總本鋪・日本橋本店と羽田空港第一旅客ターミナル2階 東京食賓館Eゲート前(5月12日までの期間限定)で取り扱う。