日本橋の老舗4社と天丼専門店「金子半之助」が共同開発した「日本橋ふりかけ 其の三」が3月28日、販売を開始した。
つくだ煮店「日本橋鮒佐(ふなさ)」(中央区日本橋室町1)の発案で2011年から販売を始めた同シリーズ。かつお節専門店「にんべん」(同)、のり専門店「山本海苔(のり)店」(同)、「志乃多寿司(すし)總(そう)本店」(日本橋人形町2)ら老舗4社による第1弾、「志乃多寿司總本店」に代わり、アイガモ料理店「鳥安」(東日本橋2)と和菓子店「榮太樓(えいたろう)總本鋪」(日本橋1)が加わった第2弾の反響が大きく、シリーズ第3弾の発売を決めた。
今回は「新旧融合」をテーマに、行列の絶えない天丼専門店「金子半之助」とタッグを組んだ。コンセプトは「天丼をイメージさせるふりかけ」。「にんべん」の天つゆを調味ベースに、「鮒佐」が厳選したエビやアナゴなど天丼と同じ素材を使用。風味とコク、天丼のコクのある甘みを出すため「榮太樓総本鋪」のつぶあん、「金子半之助」の天かすを隠し味に加えた。さらに、金子半之助で実際に使用している特製ダレをかけて味を染み込ませた後、かつお節と「山本海苔店」ののりを混ぜている。「1袋に天丼2人前の具材が入っている」と鮒佐の専務・宮内悠さん。「ご飯1杯(約170グラム)にふりかけ2分の1パックを混ぜると、天丼をご飯に絡ませたような味わいになる。新感覚のふりかけを楽しんでいただけたら」とも。
30グラム入りで、価格は432円。オンラインでの販売の他、日本橋鮒佐本店、日本橋三越本店(日本橋室町1)、日本橋案内所(同)、東京ミタス店(千代田区丸の内1)、東京イッピン(同)の各店売り場などで取り扱う。