日本橋全域で10月22日から、「第3回日本橋美人博覧会」が開催される。主催はNPO法人東京中央ネットが運営する「日本橋美人推進協議会」。
日本橋地域のブランディング事業の一環として開催される同イベント。期間中、日本橋を4つのゾーンに分け、名店、企業、ホテルなどがパビリオンとなり、江戸をテーマに伝統技術や歴史、美意識にかかわる展示を行うほか、「日本橋美人プロジェクト」が企画した商品や記念スイーツの購入などによるスタンプラリーを実施。八重洲地下街やコレド日本橋(日本橋1)、DIC COLOR SQUARE(日本橋3)など、同地域内20カ所のほか、セレスティンホテル(港区)や東京染ものがたり博物館(新宿区)、北斎通り(墨田区)などエリア外の5カ所が会場となる。
イベント初日はロイヤルパークホテル(中央区日本橋蛎殻町2)でオープニングイベント「伝統芸能の夕べ」を開催。邦楽、邦舞などの伝統芸能のほか、職人の手吹き技術で作られたハリオグラス社のガラス楽器演奏などを行う。開催は17時~。無料。
そのほか、江戸日本橋観光めぐり(日本橋浜町3)と共催する域内ツアー「ガイドとめぐる日本橋」(10月27日、11月8日)、ヘアメークと着付け、レンタル着物を無料で提供する「THE日本橋美人!イベント~あなたも見返り美人に大変身(10月25日・31日)なども開く。
「日本橋美人」とは、江戸時代から続く伝統を身近に感じることにより培われた教養や品格、粋などの価値観を大切にする「心も体も美しい」女性を総称する日本橋の地域ブランド。2005年のプロジェクト発足以来、榮太樓總本鋪の「日本橋美人飴さくら」や千疋屋総本店の「日本橋美人SOYシェイク・ブルーベリー」など、地元企業の協力で同ブランドを冠した商品が展開されている。
同ブランドを提唱するプロデューサーの山田晃子さんは「秋田美人や京美人は、その地域の美人像を言葉に表したものだが、『日本橋美人』はネーミングから発想する美人像。何が美しさなのかを先にイメージして、その姿の美人を育てていく」と話す。「訳語を『Japan Beauty from Edo Tokyo』にしたのは、これを日本の美人の代名詞にしていきたいから。エリアにかかわらずコンセプトに賛同するメーカーであれば、プロジェクトに参加してほしい。今回のイベントでエリア外の企業がサテライト会場として参加してくれたのは、日本橋というブランドが他の地域の人にとっても共感を得るものである証拠」とも。
11月9日まで。