日本橋室町に5月23日、京舞妓(まいこ)4人が来訪し、振りそで姿で街歩きを楽しんだ。
4人は、京都・上七軒歌舞会に所属する、市まり(いちまり)さん、勝奈(かつな)さん、市知(いちとも)さん、市多佳(いちたか)さん。前日にお座敷の依頼で上京し、日本橋に一泊。この日はプライベートで日本橋の街を散策した。
コレド室町地下1階にある「日本橋案内所」(日本橋室町2)のプロモーションの一環で、同案内所のコンシェルジュでイタリア出身のギアラさん、ウクライナ出身のアレクサンドラさんらがガイド役を務め、外国人コンシェルジュと舞妓さんという人目を引く取り合わせとなった。
一行は、福徳神社を参拝した後、日本橋のたもとで記念撮影し、日本道路元標や三越本店のライオン像、三井本館などを見学。道行く観光客のカメラ撮影にも快く応じるなど、周りには黒山の人だかりができていた。コンシェルジュの一人、イギリス出身のライさんは「舞妓さんに、夏場の涼しい着付けの秘訣(ひけつ)を教えてもらった」とうれしそうに話していた。
「三越さんには時々来ますが、いつもトンボ帰り。日本橋をゆっくり散策するのは初めてどす。」と千葉出身の勝奈さん。「道の始まりの日本橋から東海道の終点の京都にも、ぜひおこしやす」とPRも忘れない。
同案内所は日本橋の案内役として2013年11月に開設。昨年3月にリニューアルを終えて、現在外国人コンシェルジェは5人。英、露、仏、伊、ウクライナ、エジプトの6ヶ国語に対応している。
営業時間は10時~21時。