日本橋室町3丁目の「日本橋三井タワー」北東側で7月1日、日本紙パルプ商事の「(仮称)JPビルディング」建て替え工事が始まった。
「日本橋再生計画」の一環として、三井不動産を事業パートナーに進める同工事。2018年完成予定の同ビルの敷地面積は約2300平方メートル、延べ床面積は約2万8500平方メートル。ビル内にはオフィス、ホテル、商業施設がテナント入居する予定。
日本紙パルプ商事所有建物部分のうちオフィス・商業施設部分については、三井不動産がマスターリースと運営管理業務を行う予定で、日本橋におけるまちづくりの一翼を担う建物となることを目指す。
江戸初期には多くの商家が並び、町民文化の始まりの地となった日本橋~神田間。中央通りを挟んだ向かい側には2019年3月完成予定の「日本橋室町三丁目A築新築工事」も進んでおり、日本橋の商業エリアが神田方面に拡張する。
同ビル内に建設予定のホテル「三井ガーデンホテル日本橋プレミア(仮称)」は、客室数260室を備え、東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅とJR「新日本橋」駅から地下直結という利便性、日本橋の歴史・ストーリーを兼ね備えたホテルとしてインバウンド需要を見込む。ホテル開業は2018年秋を予定する。