1818年創業の老舗和菓子店「榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんぽ)」(中央区日本橋1、TEL 03-3271-7785)が11月7日、旭酒造(山口県岩国市)の純米大吟醸「獺祭(だっさい)」とコラボした「和菓子屋のあま酒 榮太樓×獺祭」を発売した。
甘酒は米麹(こうじ)や米もしくは酒かすを原料とした日本の伝統甘味飲料で、ビタミンB群、必須アミノ酸などが豊富に含まれ、江戸時代には庶民の手軽な栄養ドリンクとして広まった。その美容健康効果から最近では若い女性を中心に「和のスーパーフード」として注目されている。
同コラボは「本当においしいものを作りたい」という両社の理念が合致し実現。獺祭の繊細な香りを生かすため無香料・無着色にこだわり、酒かすと液糖のみを使用し、じっくり時間をかけてかくはんした酒かすを高圧力で乳化させた。
「甘酒には麹から作るタイプもあるが、和菓子屋の甘酒は昔から酒かすタイプが主流。日本酒ならではの華やかな香りを生かしつつ、滑らかで雑味ないすっきりした味に仕上がった。お酒が苦手な方にも日本酒のおいしさを感じていただけたら」と、開発した榮太樓の細田将己さん。「冷やして飲んでもおいしいが、温めると香りが一層膨らむ。ショウガを搾ったり、カクテルベースにしたり、アレンジも楽しんで」とも。
価格は1,296円。榮太樓本店やクイーンズ伊勢丹のほか、全国のスーパーやコンビニ、量販店で取り扱う。