日本橋の馬喰町に12月15日、寝台特急「北斗星」の備品を再利用したホステル「Train Hostel 北斗星」(中央区日本橋馬喰町1 TEL03-6661-1068)がオープンする。開発はJR東日本都市開発が手掛け、運営は地方の遊休施設を活用し合宿事業を手掛けるR.project(千葉県安房郡)が担当する。
JR馬喰町駅の4番出口に直結する同ホステル。内装や設備は昨年8月に現役を引退した寝台特急「北斗星」のものを再利用する。客室は2階~5階でベッド数は78床、B寝台の2段ベッドを再利用し、男女混合ドミトリーや女性専用、個室など、いくつかの部屋タイプを用意する。6階にランドリーやシャワースペース、2階に食堂車の備品を活用した共有キッチン・飲食スペースを設ける。
メインターゲットは外国人観光客だが、鉄道ファンからの予約も多いという。「憧れの『北斗星』に乗った時のドキドキ感や懐かしい旅の記憶など、たくさんの方の思い出が詰まった温かい場にしていきたい」と同店マネジャーの野村友莉子さん。「世界中の旅人にとっては『旅の道中が楽しくなる』、そんなホステルを目指したい」と意欲を見せる。
宿泊料金は、男女混合ドミトリー=2,500円~、女性専用ドミトリー=2,800円、A個室=4,000円~。チェックインは16時~23時、チェックアウトは11時。営業時間は7時30分~24時。