日本橋や京橋、八重洲など中央区の観光知識を検定する「中央区観光検定」が1月23日、申し込み締め切りを迎える。主催は中央区観光協会(中央区銀座1、TEL 03-6228-7907)。
今年で9回目を迎える同検定。江戸以来培われてきた日本橋や京橋、銀座などの歴史や伝統、名所旧跡を学ぶことで中央区の観光資源を再発見し、中央区ファンづくりと地元民や子どもたちの郷土愛の醸成を目的に2008年に制定された。
出題範囲は歴史、文化、産業、地理、祭り、行事、人々の暮らしなど多岐にわたるが9割が公式テキストの中から、1割は設定テーマからの出題となる。今年のテーマは昨年新たにオープンした「観光情報センター」(京橋2)にちなんで「京橋エリア」とし、京橋・八重洲周辺に関する問題が出る。
設問数は100問で、四肢択一のマークシート方式。合格判定ラインは正解率75%以上で、合格率は例年約50%前後だが、昨年は問題が難しかったのか平均点61.5点、合格率21.3%の狭き門となった。例年300人前後が受検し、すでに合格者は累計で1000人を超えるという。
今年度の合格者には「認定証、お江戸中央区『通』」、同協会オリジナル「ポストカード」、「千社札風呂敷」を進呈。高校生以下の合格者には1,000円の図書カードも用意する。
希望者のうち得点上位者は1年間、「中央区観光協会特派員」に任命。学んだ知識を生かしてブログや街歩きガイドを通して中央区の魅力を発信してもらう。「現在特派員は約80人。毎年受検して、色違いの認定証をコレクションしている『検定通』もいる」と同協会の草野敦子さん。「合格のコツは、公式テキスト片手に実際に街歩きすること」とも。公式テキストブック(1,600円)や過去問題集(300円)は、八重ブックセンター本店や丸善日本橋店、コレド室町のタロー書房など中央区内の書店で販売する。
受検日時は2月18日10時30分~12時で、会場は「コートヤード・マリオット銀座東武ホテル」。受検料は、一般=3,000円 、団体(5人以上)=2,000円 大学・専門学校生=2,000円、高校生以下=1,000円。申し込みは書店や公共施設で配布するリーフレットや公式サイトで受けつけている。