見る・遊ぶ

日本橋で映画「介護講談」上映会 講談師の実体験基に「笑顔の介護」描く

講談師の田辺鶴瑛さんが介護体験を基に創作したオリジナル講談をドキュメンタリータッチで描く

講談師の田辺鶴瑛さんが介護体験を基に創作したオリジナル講談をドキュメンタリータッチで描く

  • 0

  •  

 日本橋のレンタルオフィス「ウイズスクエア東京」(中央区日本橋3)会議室で1月22日、映画「介護講談」の観賞会が行われる。主催は映画上映を通して保育、看護、介護の情報を発信するHOKAKA(同 TEL05068677268)とエンディングサービスを手掛けるLMN(同)。

[広告]

 講談師の田辺鶴瑛さんが、実母・義母・義父の三人の介護体験を基に創作したオリジナル講談を映画「かみさまとのやくそく」で知られる荻久保則夫監督がドキュメンタリータッチで描いた同作品。「暗くてつらいイメージがある介護に、コミカルな明るい笑いをもたらしてくれる」と、昨年9月の発表以来、国内各地で自主上映会が行われてきた。

 作品では6年間にわたって介護した認知症の義父との爆笑エピソードや、嫌いだった義父がいつしかいとおしくなり、つらかった介護も楽しくなったという鶴瑛さんの実体験が描かれる。

 LMNの遠藤英樹さんは「当事者にとっては切実で、自分も含めて避けて通れないテーマ。中央区での上映会は初めてだが、より多くの人に見てほしい。映画を通して頑張りすぎずに長続きできる、明るい介護の事例を学んでほしい」と話す。

 「殺人や自殺など、重い話が多くなりがちな介護だが、視点を変えるだけで明るくすがすがしい印象になる。最後は介護する方もされる方も、愛情と尊敬の念でいっぱいになる」とも。

 90分間の映画上映後は、「知っている!が命を救う。介護とお金の裏話」と題した講演会と懇親会も行う。

 上映時間は13時20分~14時50分、講演会は15時5分~。参加費は、一般(中学生以上)=2000円、小学生以下=1500円、乳幼児無料(以上、講演会・懇親会費含む)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース