日本橋の橋上で7月7日、乾杯イベント「水辺で乾杯@ニホンバシ」が行われた。主催は「働く街を第二の地元に」をコンセプトに、日本橋で働く老若男女が参加するNPO「日本橋フレンド」(中央区日本橋室町1)。
全国の水辺277カ所で開催される1万人規模のミズベリング「水辺で乾杯」の連動企画として行われた同イベント。日本橋川を天の川に見立て、日本橋北詰の日本道路元標レプリカ周辺に男性が、南詰の日本橋由来記碑に女性が集まり、橋の中央で出会って乾杯する。
3回目となる今回は、船運会社「舟遊びみづは」とコラボし、橋上と船上で同時乾杯。会場の日本橋、橋上には近隣で働くサラリーマンやOL約60人が集まり、思い思いのグラスや飲み物を持参し、19時7分に乾杯した。
江戸幕府開府以降、魚河岸が設置され全国から物資が集まり、水運の要所として栄えた日本橋。日本橋フレンドの家登淑子さんは「日本の代表的な『水辺の街』の一つともいえる日本橋が物流や商業の中心であったことを再認識しつつ、今に生きるワーカー同士で水辺の街日本橋としての魅力を共有していきたい」と話す。
参加者は乾杯後、観光船で夜のクルージングを楽しむ人や、そのまま2次会に流れる人、会社に戻って仕事を続ける人など、それぞれ七夕の夜を過ごした。