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日本橋に11カ国学生集合 「東南アジア青年の船」事業で諸国訪問の旅に

被災地南三陸町と日本橋をつなぐ交流カフェ「わたす日本橋」で集団自撮り

被災地南三陸町と日本橋をつなぐ交流カフェ「わたす日本橋」で集団自撮り

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 日本橋で10月30日、東南アジア11カ国から集まった学生たちが街歩きを楽しんだ。

五街道の起点「日本道路元標」を見学

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 若者の国際交流と友好を深める「東南アジア青年の船」事業の一環。主催は内閣府青年国際交流担当室。

 1974(昭和49)年から続く同事業は、各国の青年330人が乗船し、約50日間の共同生活を共にしながら諸国を訪問することで相互の友好と理解を促進し、日本の青年の国際的視野を広げようと取り組むもので、インドネシア共和国、マレーシア、フィリピン共和国、タイ王国など東南アジア10カ国と日本の11カ国の学生や社会人が参加している。

 10月24日に参集式を行い、4泊5日の地方プログラムとして、宮城、栃木、三重、大阪など11府県市でホームステイして地方の文化を体験。課題別に複数のチームに分かれ、日本橋にはディスカッショングループとして「レジリエントで持続可能な都市づくり」のテーマで36人が訪問した。

 三井不動産の「日本橋プロジェクト」講義を受講した後に、シティドレッシングでオリンピック仕様に彩られたビル街を散策。イスタンブールまでつながる「アジアンハイウエイ(AH1)」の起点でもある「日本道路元標」や2020年から高速撤去工事が始まる「日本橋」で記念写真を撮るなどしていた。

 南三陸町と日本橋をつなぐカフェ「わたす日本橋」では、東日本大震災の被災と復興をビデオ学習。震災後の厳しい状況の中で困難を笑顔ではねのけ、復興に向けて前進する被災地の様子を学んでいた。

 同カフェで南三陸産の海の幸を楽しんだ後、次の訪問地の「柏の葉」にむけて移動。一行は11月2日に出航し、カンボジア、タイ、インドネシア、マレーシアの順で各国を訪問する。

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