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明治屋京橋店で防災食材使った料理教室 普段食のローリングストックを提案

缶詰博士の黒川勇人さんと日本マーケティング学会の古川一郎会長の対談では防災先進県高知県黒潮町の事例などを紹介

缶詰博士の黒川勇人さんと日本マーケティング学会の古川一郎会長の対談では防災先進県高知県黒潮町の事例などを紹介

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 防災イベント「明治屋が缶がえる災害への備え」が8月29日、明治屋京橋ストアー7階の明治屋ホール(中央区京橋2 TEL 03-3271-1129)で開催された。主催は明治屋。

高密度ポリエチレン製ポリ袋にコメや食材を入れて湯煎する「お湯ポチャレシピ」

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 1886(明治18)年創業の同社が、缶詰などの自社商品などを通じて災害時の食事に役立つ商品知識や調理法を啓発する同イベント。

 第一部の講演会では阪神淡路大震災をきっかけに防災食としてアルファ化米の商品化に取り組んできた「アルファ食品」の町田光司部長が近年の災害と食糧備蓄の現状やローリングストックの方法と大切さを紹介したほか、管理栄養士で防災士・災害食専門員の今泉マユ子さんによる防災食の調理デモストレーション行われた。

 「東日本大震災時に避難所で、乾いていて食べにくいと高齢者に評判が悪かった乾パンもマヨネーズやケチャップをつけるだけでおいしく食べられる」と今泉さん。「フルーツ缶のシロップに漬け込めば立派なスイーツにもなる。一定期間食べ続けなければならない防災食は簡単に作れて、おいしいのが大前提。普段食べなれているものが、防災食になれば」と話す。

 調理デモンストレーションでは今泉さんが考案した「お湯ポチャレシピ」を披露。高密度ポリエチレン製ポリ袋にコメや食材を入れて、カセットコンロと鍋でまとめて湯煎することで簡単に調理できるテクニックを実演した。続いて参加者たちは、マーボー豆腐の素と高野豆腐を使った「マーボー高野豆腐」、コンビーフ缶やコーン、トマトジュースをポリ袋で混ぜるだけの「コーンコンビーフ」など手軽な「お湯ポチャレシピ」の調理に挑戦した。

 第2部の懇親会では、野菜ジュースで戻したアルファ米や、今泉さん考案の缶詰や乾物を使った防災食の試食会が行われた。「手軽で簡単なおいしい防災食」に参加者が驚きの声を上げていた。

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