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日本橋で炎天下の橋洗い 高速撤去後の青空思い、ゴシゴシ

子ども消防団員が高速道路の名板めがけて一斉放水

子ども消防団員が高速道路の名板めがけて一斉放水

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 「第51回名橋『日本橋』橋洗い」が7月23日、日本橋で行われた。主催は「名橋日本橋保存会」(中央区日本橋室町1)。

地元の老若男女が炎天下にゴシゴシ

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 オープニングセレモニーが始まる9時には日差しが降り注ぎ、参加者は日本橋の上にかかる首都高がつくる日陰に集まっていた。同保存会の中村胤夫会長が「51回目を迎える『橋洗い』だが、開始当初の参加者は2~30人。昨年はコロナの影響で約1000人という人数制限を設けての開催だったが、今年はコロナ後初の制限なしの開催で約1400人が集まっている」とあいさつした後、4年ぶりに復活した、全国の名水で橋中央の「日本道路元標
 大型散水車が散水した後、橋の南北から一斉に橋洗いを開始。消防士がホースで散水すると、参加者たちは大人も子どももびしょぬれになりながら懸命に橋を磨いた。同保存会によると、洗剤は2005年から環境に配慮して無添加の「シャボン玉石けん」を使っているという。橋の上には近隣の町会や企業からデッキブラシを持ち、法被にサンダルばきの親子連れの姿もあった。

 「天馬船プロジェクト2023日本橋川」のチラシを配っていた、水辺の研究をしているという女性は「初めて参加したがとても楽しく、活気ある日本橋をみることができた。自分が配布しているチラシももらってくれる人が多かった」と話す。

 企業を代表して参加したという入社1年目の会社員は「初参加だが、分かりやすく視覚的にも楽しめる。地元の人たちに日本橋が愛されていることが理解できた。頭上を走る高速道路も2040年以降に地下ルートが開通後、高架橋の撤去工事が始まるそうだが、頭上をさえぎるものがなくなった日本橋でも『橋洗い』をしてみたい」と話していた。

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