「日本橋エリアを音で紡ぐツアー」が10月28日と11月2日、日本橋エリアで開催される。
主催は主催は東京の街を舞台に隔年で開催する国際芸術祭「東京ビエンナーレ」で、ニック・ラスカムさんとジェームズ・グリアさんの2人で構成する英国人音楽ユニット「MSCTY」が発表する作品の一部としてツアーが行われる。
「にんべん」や「榮太樓總本舗」「日本橋木屋」「江戸屋」など日本橋の老舗9店のイメージをそれぞれ楽曲にして、QRコードで読み込んで聴きながら街歩きを楽しむ同イベント。楽曲は、ニックさんが老舗各店にインタビューしてイメージを膨らませながら10人のサウンドアーティストをプロデュースして制作したという。
ツアーは全国通訳案内士の高田洋子さんが案内役を務め、28日のみニックさんが同行する。参加者は元すし店のカウンターをDJブースとして利用して世界に情報発信しているスタジオ「MSCTY」に集合し、書画用品専門店「有便堂」を皮切りに「日本橋三越本店」「田源」「小津和紙」をはじめ、旧三浦按針邸の石碑や日本橋魚河岸跡など日本橋の名所を廻る。
ガイド役の高田さんは「ニックさんとジェームズさんは、音楽とサウンドアートを建物と融合させる世界的パイオニアとして知られるアーティスト。2人がプロデュースした各老舗のイメージ楽曲を訪問先で聞きながら、日本橋の街歩きを楽しんでいただけたら」と話す。「日本橋は江戸の中心地。大河ドラマにも登場する英国人サムライ、三浦按針ゆかりの地も訪問する。音楽好きの方にも、歴史好きの方にもお勧めの特別ツアーなので、ぜひ参加してほしい」とも。
開催時間は13時~16時。参加費は3,000円。定員は各回5人。申し込みはArt Stickerで受け付ける。