「日本橋とやま館」(中央区日本橋室町1 TEL03-6262-2723)交流スペースで6月21日、同館8周年感謝祭イベントの一環として、トークイベント「100年続く『おおかみこどもの森づくり』プロジェクト」報告会が開催される。
富山県上市町出身の映画監督細田守さんの作品「おおかみこどもの雨と雪」公開10周年を記念して、上市町などが同映画の制作会社「スタジオ地図」の協力を得て2022 年8月にスタートした同プロジェクト。作品の舞台となった上市町周辺に「雨と雪と花が一緒に過ごせる森」「多種多様な動植物が息づく豊かな森」をつくろうと、これまで映画ファンと地域の交流を目的とした植樹会や、地元小学校の体育館やグラウンドを活用した映画上映会などの活動を展開してきた。
昨年は地元の子どもたちを対象に森林保全に関する講座やワークショップなども開催。森づくりを通して映画作品のテーマでもある自然との共生や多様性について考え、100年続く幸福で充実した地域づくりを目指すという。
今回のトークイベントではプロジェクトリーダーを務める団体「里山ZERO BASE」代表で林学博士の西野文貴さんを「日本橋とやま館」に招き、森の専門家として植生調査や森の設計図の作製から、植樹祭、ワークショップまで取り組んできた2年間の成果と今後の計画について話を聞く。
開催時間は18時~19時 参加料は1,500円(富山の菓子と地酒・ソフトドリンク付)。先着15人、予約は電話と「日本橋とやま館」ホームページで受け付ける。