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日本橋で「老舗フェス」 サミットやマルシェ、能、書、DJなどで文化交流

10月20日の「老舗の日」に向けて福徳神社周辺に全国の老舗や自治体など80団体が集合

10月20日の「老舗の日」に向けて福徳神社周辺に全国の老舗や自治体など80団体が集合

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 全国の老舗が集う「老舗フェスティバル2024 by agataJapan」が10月18日・19日、三井本館(中央区日本橋室町2)や福徳の森周辺エリア(同)で行われる。主催は老舗フェスティバル実行委員会(渋谷区)と「老舗通販.net」を運営する「スターマーク」(同)。

日本橋の「老舗フェス」に参加80社 老舗と伝統に親しむ「文化の交差点」

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 商売の神様として知られるえびす神を祭る「二十日えびす」が開かれる10月20日にちなんで同社が制定した「老舗の日」に合わせて開催される同イベント。初回は2022年で、今回が3回目。全国の老舗企業や自治体を含む80団体が日本橋に集う。

 初日の18日には、1902年(明治35年)竣工で国の重要文化財指定の「三井本館」を会場に老舗企業の当主や地方自治体の首長らがパネルディスカッション形式の「老舗サミット」を開催。今回のサミットのテーマは「伝統と現代・日本と世界 いま、老舗がつなぐべきもの」として全国から老舗8社と自治体や協賛企業が登壇する。

 壇上では、1842(天保13)年創業のゆかたの老舗「竺仙(ちくせん)」(日本橋小舟町2)5代社長の小川文男さんや1818(文政元)年創業の「榮太樓總本鋪」(日本橋1)8代当主で会長の細田安兵衛さんら「東都のれん会」による「『のれんの心』のれんを守り育てるために」を開催。ほかに1810(文化7)年創業の「にんべん」(日本橋室町2)13代社長の髙津伊兵衛さん、同年創業の「日本橋弁松総本店」(室町1)8代社長の樋口純一さんらによるトークセッションなど5セッションを予定する。当日はYouTubeチャンネル「日本の老舗」でオンライン配信も行う。

 19日の「老舗・ご当地マルシェ」では1689(天明2)年創業の漆器店「黒江屋」、1888年(明治21年)年創業の手袋製造「江本手袋」(香川県)などが参加。老舗酒蔵は、北は「八戸酒造」(青森県)、南は「後藤酒造所」(福岡県)までの27蔵、洋酒ブランドは、クラフトジン、クラフトビール、国産ワインの生産者13社が出展する。

 他にも、自治体や物販・飲食店合わせて54団体が出展。全国から集まった逸品や地方の物産品が並び、参加企業の中で最も歴史が古い老舗は創業1505(永正2年)以前とされる「剣菱酒造」(兵庫県)で、来年創業520年を迎えるという。

 茶道「石州流片桐宗猿派」師範の新山宗與さん監修による呈茶とお菓子と楽しむ「お抹茶呈茶体験」(前売チケット 880円)や、酒の飲み比べやおつまみを試飲試食ができる「全国各地の酒蔵による飲み比べコーナー」では、日本酒5杯分試飲ができるチケット(日本酒専用試飲グラス付きとチケット8枚セット3,960円、チケット3枚セット 990円)を数量限定で用意する。

 福徳の森に設置される特設ステージでは、老舗の伝統と現代の文化が交差する「クロスカルチャー」を体感する「ステージプログラム」を開催。観世流による能特別公演「羽衣」を上演(11時~11時30分、前売チケット 2,750円)。そのほか、謎解きゲーム「老舗くえすと」(チケット当日1,500円 前売1,200円」、「宮本卯之助商店プロデュース」による和太鼓演奏、「葵雋卿(あおい しゅんけい)」さんによるライブ書道や、世界大会で3度の優勝経験があるプロフリースタイルフットボールコンビ「LA CLASSIC」によるショータイム、「Neo民謡」など多様なジャンルのパフォーマンスを用意する。

 スターマーク代表取締役の林正勝さんは「百年企業の数は日本が世界一。開催地の日本橋は東海道の起点にある日本文化流通の要であり、多くの老舗文化が生まれた場所でもあるので、より多くの方に伝統文化・老舗文化に触れていただきたく1日限りの『文化の交差点』を企画した。イベントのテーマは『伝統文化と出かけよう』なので、着物や伝統小物を身につけたご来場も大歓迎。気軽にお越しいただきたい」と来場を呼びかける。

 開催時間は18日=17時~19時、19日=11時~19時。入場無料、一部イベントの参加にはチケットの事前購入が必要。チケットは「老舗通販.net」のほかローソンチケットで販売する。

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