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日本橋・三井美術館で円空展 木彫りの神仏像100体ズラリ

日本橋で初展示される両面宿儺坐像(りょうめんすくなざぞう)

日本橋で初展示される両面宿儺坐像(りょうめんすくなざぞう)

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 「特別展 魂を込めた 円空仏 ―飛騨・千光寺を中心にして―」が2月1日、日本橋三井記念美術館(東京都中央区日本橋室町2丁目)で始まった。

木彫りの神仏像100体ズラリ

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 美濃国(現在の岐阜県南部)で生まれたとされる僧・円空は、東海地方を中心に関東、北陸、さらには北海道を巡り、生涯12万体ともいわれる多くの神仏像を彫ったとされる。円空の真作とされる新仏像は現在全国に5000体ほど確認されている。

 今回の展覧会では、日本各地を旅しながら多くの神仏像を残した円空の作と伝わる神仏像71点を一堂に集めた。多くは高さ1メートルに満たないが、高さ2メートルを超える「護法神立像」も展示する。全31体の「三十三観音立像」を含めると展示する神仏像は100体を超える。展示の目玉は、日本橋で初展示となる「両面宿儺坐像(りょうめんすくなざぞう)」。写真撮影も可能となっている。

 3月15日は関連イベントとして、「野村コンファレンスプラザ日本橋」5階大ホール(東京都中央区日本橋室町2)で、同美術館館長の清水眞澄さんと成城大学教授の岩佐光睛さんによる特別講演会(13時~15時50分)を開く。受講料1,500円。事前申し込み制。

 開催時間は10時~17時。月曜・2月23日休館(2月10日・24日は開館)。入館料は、一般=1,500円、大学・高校生=1,000円、中学生以下無料。3月30日まで。

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