
「ピックルボール」体験イベント「Pickleball Park in 日本橋2025」が10月10日~12日、「COREDO室町テラス」(中央区日本橋室町3)で開催された。主催は、三井不動産(日本橋室町2)、TBSホールディングス(港区赤坂)。
ピックルボールは、1965(昭和40)年にアメリカ・ワシントン州で生まれた、バドミントン、テニス、卓球の要素を組み合わせ新興のラケットスポーツ。コートサイズはバドミントンと同じ縦13.4メートル×横6.1メートル。卓球のラケットよりも大きめの板状ラケット「パドル」で、26~40個の穴が空いたプラスチック製ボールを打ち合う。
TBSテレビスポーツ局の横木慶輔さんは「密を避けて屋外でできることや、少人数でも始められる点から、コロナ禍以降の健康志向の高まりとともにアメリカで急成長して、『年齢を問わず簡単に楽しめる競技』として注目を集めている」と話す。
横木さんによると、気軽に始められることから、幅広い世代に受け入れられ、今では多くの地域や施設で体験会ができるなど、都市型アクティビティの一つとして定着しつつあるという。
今回のイベントは、三井不動産とTBSホールディングスが「Pickleball Park」として2023年から開催しているもので、日本橋では2024年6月に「COREDO室町テラス」の「大屋根広場」と「福徳の森」(室町2)の2会場で開催した。
今年は9会場での開催され、日本橋は6会場目。大屋根広場に本格的なピックルボールコートを2面設置し、インストラクターによるレッスンや子ども向け体験会、地元企業による企業対抗戦が行われた。
イベント初日の18時から行われた企業対抗戦には、事前に申し込んだ43チームの中から抽選で選ばれた16チームが参加。総当たり戦からの上位決定戦で熱戦が繰り広げられた。
優勝した「ボストンコンサルティンググループ」(室町1)、2位の「千葉銀行」(室町1)、3位の「NECネッツエスアイ」(室町3)には、三井不動産グループで利用できる商品券や大会オリジナルデザインのパドルが贈呈された。大会後は同施設1階のレストランで懇親会を行い、参加者同士が交流した。
優勝チームメンバーは「われわれは会社のテニス部員で結成したチーム。オフィス街の真ん中に良いコートを用意してもらい感謝している。皆さんと白熱した試合ができて大変楽しかった」と笑顔を見せる。
横木さんは「ピックルボールは初心者でも20分程度で試合ができるぐらい簡単だが、はまれば奥が深い。今後は交流の場としても浸透させたい」と話す。次回は10月18~26日、『東レ パン パシフィック オープンテニス2025』が行われる『有明テニスの森公園』で開催する(東レPPOの入場チケットが必要)。11月には八重洲の城東小学校で開催する予定なので、興味のある方は足を運んでほしい」とも。