日本橋三越本店で開催中のグルメフェア「日本橋の街と共に歩み 次の100年へ」で現在、「COLDRAW 日本橋抽出所」がノンアルコールコールドリンク新商品を販売している。
同フェアは、日本橋エリアにある老舗飲食店など約300店が加盟している「日本橋料理飲食業組合」(中央区日本橋堀留町1)の設立100周年を記念して日本三越本店が企画。食文化の伝統を守りつつ日本橋エリアの活性化を目指す食のプロ集団による取り組みとして、老舗だしメーカー「にんべん」をはじめ、すき焼き店「伊勢重」、てんぷら店「天松」など飲食店12店が現在、同店本館地下1階フードコレクションで出店を行っている。
「COLDRAW 日本橋抽出所」は、三井不動産の食イノベーション創出プロジェクト「&mog」の研究開発拠点「&mog Food Lab」(日本橋富沢町12)に入居。独自の低温減圧抽出技術を使って、自社レシピだけでなく、飲食店と協力してオリジナルドリンクの企画開発を行っている。
同所が同フェアで販売する新商品「ネイチャーカクテル」は、独自の冷温減圧技術で茶葉やハーブなどを抽出し、素材本来の味わいを生かしたノンアルコールドリンク。開発に当たり、日本橋の老舗飲食店の味を意識した風味に力を入れたという。販売は「&mog Food Lab」に拠点を置く「食の會 日本橋」(日本橋室町1)が担当する。
「ネイチャーカクテル」は、発酵感と酸味の余韻が特徴という「紫蘇梅黒茶(しそばいこくちゃ)」と、ユズとキンモクセイの爽やかな香りが特徴の「金木犀煎(きんもくせいせん)」、抹茶とユズの爽やかな調和が特徴の「柚香抹茶(ゆこうまっちゃ)」の3種類(以上、800円)。11月4日まで販売する。
「&mog」を担当する三井不動産の中村志輝さんは「当プロジェクトを通じて、新しい食のアイデアが商品として形になる。今後も日本橋を拠点に街や食文化に新たな魅力を生み出していきたい」と意気込む。
同フェア開催時間は10時~19時。