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日本橋の老舗弁当店が175周年 感謝フェスで「架空CMソング」披露も

音楽ユニット「キシリ徹」のライブステージでは「弁松架空CMソング」を披露

音楽ユニット「キシリ徹」のライブステージでは「弁松架空CMソング」を披露

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 日本橋の老舗弁当店「日本橋弁松総本店」(中央区日本橋室町1)が10月24日、創業175周年を記念するイベント「濃すぎるぜ!弁松フェス」をライブハウス「日本橋PACMAN」(日本橋本石町4)で開催した。

ファンや関係者、約80人が集結

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 同店は越後生まれの初代樋口与一さんが1810(文化7)年に日本橋の魚河岸に開いた食事処「樋口屋」にルーツを持つ。三代目松次郎のときに弁当専門店に業態を変更し、今年がちょうど175年目となる。現存する中で「日本最古の弁当屋」として知られ、昔ながらの味を求めて遠方から通う熱烈なファンも多いという。

 イベントは1部・2部の2部構成で、ともに満席の約80人が来場。ファンや関係者が集い、笑顔と拍手に包まれるひとときとなった。第2部は「弁松の架空CMソング」を制作した音楽ユニット「キシリ徹」との共同企画として開催。弁松の魅力をテーマにした「スーパーカルトクイズ大会」やトークコーナーでは、来場者がクイズに参加しながら弁松の歴史や豆知識を学んだ。会場では「並六弁当」が提供され、参加者は江戸から続く「濃ゆい味」を楽しんでいた。

 後半のステージ「架空CMソングライブ」では、「キシリ徹」が「弁松架空CMソング」として「日本橋弁松の唄~濃ゆいング・マイ・ウェイ~」と「濃すぎるぜ!日本橋弁松総本店のテーマ」が披露。ユーモアと昭和テイストの懐かしさが交錯する独自のパフォーマンスに会場は盛り上がった。終演後は記念写真撮影やグッズ販売も行われ、和やかな雰囲気の中で弁松と「キシリ徹」双方のファンが交流していた。

 主催者で日本橋弁松総本店八代目社長の樋口純一さんは「今回のコラボイベントでは、弁松と『キシリ徹』双方のファンが、今まで接したことがない異文化に触れて刺激を感じていただけたかと思う。老舗同士、日本橋同士のコラボもいいが、何か新しい見せ方を求めるなら、全く関係ない異ジャンル同士でコラボするのが一番。どちらも『濃ゆい』という部分は共通している」と笑顔を見せていた。

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