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小伝馬町に「ソーンツリーギャラリー」-原宿から移転オープン

人が集い、つながり、広がる場所を目指す

人が集い、つながり、広がる場所を目指す

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 小伝馬町に4月1日、イラストを中心に扱うギャラリー「ソーンツリー ギャラリー」(中央区日本橋小伝馬町、TEL 03-6661-1375)がオープンした。

オー展示は肖像画プニングがテーマ

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 同ギャラリーを経営するのは、編集プロダクション・クエストルーム(大阪市北区)。編集の仕事を通じて知り合うイラストレーターや写真家たちとの関係を広げたいと、2006年、当時原宿にあった同社東京オフィス内にギャラリーを開設した。以来、未経験からギャラリー経営とキュレーションを続け、5年目を迎える今年、オフィスの移転とともにギャラリーも小伝馬町に移転した。

 移転先を同地に決めたのは、2003年に行われた同エリアを中心としたアートイベント「TDB-CE (Tokyo Designers Block Central East)」に同社が主催メンバーとして参加したことがきっかけ。同イベントから7年がたち、さまざまなアート活動などで盛り上がりを見せている「CET(Central East Tokyo)」エリアに魅力を感じたという。前オフィスが手狭になったことに加え、ギャラリーの面積を増やし、路面店としたいというニーズもあった。

 展示スペースの面積は約18平方メートル。「作家も楽しめる展示が提供できるようなギャラリーにしたかった」と同社の大久保加津美さん。「移転してみて、東京でもご近所さん的感覚があることに驚いた。人の気さくさは出身の大阪に少し似ている」とも。

 「ソーンツリー」とはアフリカに生息するトゲのある樹木の名前。そのトゲにメモを刺して伝言を残すことができるというナイロビのカフェの話を基に、「人が集い、つながり、広がる役目を果たすその樹木のようにありたい」と名付けた。「ギャラリーは本業ではないが、出会った人たちをつなげて輪を広げることでエリアを盛り上げていければ」と大久保さん。

 移転後初の展示は企画展「PORTLATE」。19人のイラストレーターが「人」をテーマに平面、立体、コラージュなどで表現する。作品の一部は販売も行う(2,800円~)。4月16日まで。

 開催時間は12時~19時。日曜定休。入場無料。

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