日本橋地域で来年3月までの毎月、東日本大震災の被災地復興支援イベント「日本橋みちのく復興市」が開催される。
五街道の起点である日本橋は、江戸時代から奥州街道を通じて東北地方とつながっていることから、日本橋みゆき通り街づくり委員会をはじめとした各種地域団体や地元商店街が震災による被災地と社会的・経済的に被害を受けた地域を支援する実行委員会を編成。被災地の自治体とも連携し、毎月1回、物産市など各種イベントを開く。
第1回は6月11日。日本橋滝の広場(中央区日本橋1)で、風評被害の大きい福島県と茨城県の野菜、みそ、酒、工芸品などの物産を販売するほか、県のキャラクターが来場するなど郷土PRを行う。開催時間は10時~15時(売り切れ次第終了)。雨天の場合は東京メトロ三越前駅地下コンコースで開催する。
「今後は宮城県、岩手県など津波被害が大きかった地域の支援体制を整えていきたい」と同実行委員会の畠山隆史さん。「全国の文物、人・もの・情報の交流が盛んだったかつての日本橋のように、地域同士の交流の機会としても役立てていきたい。7月には隅田川を軸とした水辺活性化イベントなどとも連携し、盛り上げていければ」とも。