日本橋で「七夕ゆかたまつり」-銀行などの窓口でも浴衣姿で対応

当日の三井住友銀行人形町支店のようす。行員全員がゆかたを着用して対応。

当日の三井住友銀行人形町支店のようす。行員全員がゆかたを着用して対応。

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 人形町・堀留町を中心とした地域で「ゆかたの日」の7月7日、「七夕ゆかたまつり」が開催された。主催は東京織物卸商業組合(中央区日本橋堀留町1)が運営するきものシティ東京実行委員会。

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 江戸時代から昭和にかけて、全国の産地から集まった着物を売る呉服商業の中心地として栄えた同地域。現在でも、着物や浴衣の問屋が集積する。同イベントは「より多くの人に夏のカジュアルウエアとして伝統ある浴衣に親しんでもらいたい」と企画されたもので、今年で26回目。

 当日は、繊維問屋の店頭をはじめ、銀行、旅行代理店など13社(店)の窓口でも全員が浴衣を着て対応。女性だけでなく、男性も浴衣姿で仕事に励んだ。午前中には、東京きものの女王が浴衣姿で各社へあいさつに訪れた。

 浴衣を着ての業務について、「普段と違うから新鮮」「着る機会がなかったのできっかけになった」と、今年が初めての参加になる三井住友銀行人形町支店の新入行員ら。一方、ベテラン行員からは「毎年のことだから慣れた。動きづらい面もあるが、お客さまには好評で喜ばれている」などの声が聞かれた。

 例年300~400人程度が参加するという、浴衣か着物を着用した人限定の抽選会も開催。旅行券や東京ディズニーシー招待券などの賞品が当たらなかった人には参加賞としてアイスクリームが配られ、蒸し暑い天候の中、浴衣姿でひとときの涼を楽しんでいた。

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