日本橋室町野村ビル(中央区日本橋室町2)で10月5日、食をテーマにした会員組織「食べるしあわせクラブ」の発足記念イベントが開催される。
同クラブは、食に関する情報提供のほか、会員同士がコミュニケーションできるSNSを提供。併せて、農家での米作りや酒造り体験、鎌倉での陶芸体験など、食と食周辺を文化として捉えたイベントを企画し、リアルな会員交流の場を提供する。
ぴあ(渋谷区)のグルメ部門として2005年に独立したグルメぴあネットワーク(千代田区)が設立する。外食業界に向けて事業を行う「グルメぴあ」と内食向け媒体「タベルズ」を連動させ、「食」を切り口にした情報提供とネットワークの活性化を目指すという。
「本来、食べることは文化的なこと。『食』にまつわる楽しさや喜びを感じてもらえるイベントを提供することで、『食』を介して豊かな気持ちになれることを再発見してもらうのが狙い」と同社担当の杉浦新二さん。「農地を耕すようにじっくりと土台を作り、長い時間をかけて深く交流ができるネットワークを作っていければ」とも。
当日は、「もしも高校野球の女子マネジャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」の著者・岩崎夏海さんを招き、「日本の食文化にドラッガーのマネジメントを取り入れたら」というテーマで講演を行う。