ロイヤルパークホテル（中央区日本橋蛎殻町2）で11月28日、中近東アフリカ各国の大使夫人らがチャリティーバザーを行う。

第15回中近東アフリカ婦人会

　主催は「日本中近東アフリカ婦人会」。都内在住の大使夫人や在住経験のある日本人などで構成され、1981（昭和56）年の創設以来、中近東アフリカの諸問題解決と友好親善のための活動を続けてきた。チャリティーバザーの開催は今年で16回目。これまで、収益は全額、同諸国の貧困撲滅や教育、女性の社会参加などの目的に使用されてきたが、今回は参加者から「東日本大震災の復興のために使ってほしい」という声が上がったため、収益の半分を被災地へ寄付することを決めた。

　今回は約30カ国が参加。夫人や大使館シェフによる各国名物料理のほか、ローズオイルやシアバター、ナツメなどの特産品、菓子、スパイス、衣類、雑貨などを販売する。高価な手工芸品などを比較的リーズナブルな価格で販売する掘り出し物コーナーも。会場では、お茶やお香のセレモニー、カメルーンの民族打楽器「ジャンベ」の演奏なども行う。

　「中近東アフリカの文化に直接触れて、少しでも身近に感じてほしい」と同事務局スタッフ。「今年は被災地への寄付という目的もあり、関係者、スタッフの意気込みが大きい」とも。

　開催時間は11時～15時。入場料は2,000円。同諸国への往復航空券や高級レストランの食事券などが当たるスピードくじが付く。