田辺三菱製薬(大阪市中央区)は3月9日、5月7日付けで東京本社を日本橋小網町に移転することを発表した。
2007年10月に田辺製薬と三菱ウェルファーマが合併して同社が発足して以来、同社の東京本社は日本橋本町と千代田区三番町に分散していたが、業務効率化と組織間コミュニケーション向上のため、拠点を集約する。
日本橋本町周辺は江戸時代から薬問屋が多く、現在も数多くの製薬会社の本社が集積する地域。同地域では、昨秋、同じく製薬大手の第一三共(中央区日本橋本町3)が本社と同社グループ会社の本社組織を隣接する2カ所のビルに集約。2月には、本社ビル1・2階に一般見学ができる「Daiichi sankyo くすりミュージアム」がオープンしている。