日本橋三越(中央区日本橋室町1、TEL. 03-3241-3311)で8月4日、日本ならではの技術を発信する全館イベント「ジャパンクリエーションウィーク」が始まった。昨年8月に始まり、シーズンごとに実施。今回で3回目となる。
日本が世界に誇る「素材」と「技術」に、現代のクリエーターの感性が加わった新しい商品を、ファッション、リビング、食品、宝飾、呉服の各分野から紹介する。
レディスファッションでは、髪の毛の5分の1という超極細糸を独自の技術で織り上げた繊維「天女の羽衣」を用いた洋服を販売。同繊維は石川県の紡績会社「天池合繊」が2年かけて開発した専用織機で織られ、1平方メートル当たりの重さが10グラムと「世界一薄くて軽い」と言われている。会場では、同繊維を使った日本のデザイナー13ブランドの商品を販売する。8月10日まで。
食品では、小麦粉に代わる素材として注目を集める「米粉」をテーマに据える。「自由が丘ロール屋」の「黒糖キャラメルと米粉のロール」(1個=1,575円)、「しろ平老舗」の「米粉どら焼き」(トマト、ブルーベリー、粒あん、各1個=168円)(以上8月10日まで)、「青柳」の「米粉のおから饅頭」「米粉の地鶏饅頭」(各399円、各日50個限定)など、名店とコラボレートした18企画23アイテムを販売する。
リビングでは、「紙」「竹」「木」をテーマ素材としたデザイン性の高い作品を紹介。「ドレスをまとうように楽しんでほしい」という思いから誕生した紙の「Dresso」のノート(小=1,470円)や水をくぐらせてあおいだとされる岐阜県の伝統工芸品「水うちわ」をアーティスト高橋理子さんがデザインした「HIROCOLEDGE & Co 水うちわ」(7,560円)、山口県萩市の竹を使用した「TAKE Create Hagi」の竹製家具などを販売。8月11日~17日には、本館1階中央ホールでデザイナー10人がクリスマスギフトをテーマにファインペーパーを使用したギフトパッケージを提案する展示「おもてなしを包む。Paper×Designer×Technology」を行う。
そのほか、メンズファッションでは「走れるビジネスシューズ」や「雨に強く、しわが回復しやすいパッカブルコート」など7企画を展開、宝飾品では日本のジュエリーの約3分の1を生産する山梨県のプラチナや真珠のジュエリー、機械式時計に彫金を施したセイコーの「クレドール・ノード」など3ブランド、呉服では伝統工芸の博多織に現代のファッション感覚を生かしたトートバッグやオーダー帽子などを販売する。
営業時間は10時~19時(本館・新館の地階から3階は20時まで)。8月17日まで。