今年上半期の日本橋経済新聞のPV（ページビュー）ランキング1位に輝いた記事は、「人形町にワインダイニング－帝国ホテル出身のシェフ2人が開業」だった。

　ランキングは、今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り。（カッコ内は掲載日）

1．人形町にワインダイニング－帝国ホテル出身のシェフ2人が開業（1/11）
2．人形町に精肉店直営の居酒屋「小松屋」－手作りソーセージや塊肉を提供（2/20）
3．日本橋に「くすりミュージアム」－体験展示通じて薬の知識伝える（2/3）
4．東京駅一番街にマクドナルドの新世代店舗－133席の大型店（2/1）
5．東京駅八重洲口「大丸東京」、今秋増床へ－東急ハンズなど出店概要発表（5/15）

6．西麻布の人気イタリアン「ダノイ」、日本橋に移転オープン（1/17）
7．八重洲にバル「俺のイタリアンYAESU」－仏伊スペイン料理をリーズナブルに（1/25）
8．東京駅一番街に「東京おかしランド」－できたてチョコやポテチ販売（4/13）
9．人形町の洋食店「小春軒」が創業100年－メニューにオムライスがない理由は？（3/13）
10．東日本橋に洋食店「まつおか」－カナダ帰りの夫婦が出店（4/19）

　　2011年末に人形町の路地裏にオープンしたワインダイニング「レ・フルシェット」は、帝国ホテルで30年間経験を積んだシェフ秋山利光さんと伊藤高広さんが開業。リーズナブルな価格と本格的な料理で人気を呼び、連日にぎわいを見せている。

　2位も同じく人形町に出店した精肉店直営の肉がメーンの居酒屋の記事。一方、9位には人形町の老舗洋食店「小春軒」が創業100年を迎えたことを伝える記事がランクインし、飲食店が多い人形町の長い歴史を感じさせる結果に。

　3位の「くすりミュージアム」は、江戸から続く薬の街としての日本橋本町に第一三共が本社ビルを集約したことに伴い、オープンさせた施設。楽しく体験しながら薬の世界を学べると、小中学生の見学スポットにもなるなど話題を呼んでいる。

　4位の「新世代マクドナルド」、5位の「大丸東京増床オープン」、8位の「おかしランド」は、変貌を続ける東京駅関連のニュース。特に、カルビー、森永製菓、グリコ、不二家のアンテナショップが集結した「おかしランド」は、ゴールデンウイーク前に開業し、以来行列が続く人気スポット。今年10月には、大丸東京だけでなく、丸の内駅舎の完成、東京ステーションホテルの開業も予定され、下半期はさらに話題が続きそうだ。