
野村不動産(新宿区)は7月20日、日本橋エリアの情報サイト「Like!日本橋」を開設した。
大伝馬町・人形町・水天宮・浜町などの広域日本橋圏が対象エリア
「プラウド日本橋大伝馬町」をはじめ、日本橋エリアに分譲マンションを展開する同社。今後、人形町や八丁堀にも建設を予定する。同サイトは実際に同エリアに暮らす人が生活者目線でお気に入りスポットを紹介する形式で展開し、「住むよりも商業の街」というイメージが強い日本橋の「生活エリアとしての魅力」を発信する。
大伝馬町・人形町・水天宮・浜町などの広域日本橋圏が対象エリア。街を歩く人、近隣のオフィスや老舗店で働く人、同社の運営マンションの入居者などに取材し、情報を集める。「肩の力が抜けた感じで『この街が好き』という方が多い。渋谷や新宿エリアとは違う空気感が面白い」と同社の石井康裕さん。
これまで単身者用マンション中心の展開だった同エリア。近年、中央区の育児補助制度の充実により核家族用住宅ニーズが急速に拡大しており、ファミリー向けマンションの開発に不動産各社の注目が集まっている。
エリア自体の魅力を訴求する取り組みは同社にとって「実験的なアプローチ」と石井さん。「サイトが成功すれば、不動産業界のネットマーケティングにおける先端事例になる」とも。