日本橋三越本店向かいに8月22日、海鮮居酒屋「日本橋 魚錠」(中央区日本橋室町1、TEL 03-6225-2305)がオープンした。経営は食品卸会社「中部魚錠」(愛知県犬山市)。
1907(明治40)年、鮮魚店として創業した同社は中部地方で回転ずし店を展開している。同店は、メニューに一切肉を使わない「魚屋の居酒屋」として昨年3月にオープンした八重洲店に続く、東京進出の第2店舗目。「日本橋は魚河岸の歴史がある土地。愛知県を代表する意気込みで出店した。現代の若者の魚離れを食い止めたいという意気込みがある」と同社外食事業部の長沢茂さん。
「サラリーマンが自分のお小遣いで行ける店」として価格を設定。店舗面積は70坪、席数は120席と、八重洲店を上回る大型店となるが、iPadやiPod touchを活用したオーダーシステムで、混雑時でも受注と配膳の状況を瞬時に確認できる体制を整える。
毎朝築地市場の競りで落とす全国の魚と、同社独自のネットワークを通じて仕入れる三河湾の魚が同店の自慢。メニューは、天然物を80%以上使った「本気の刺し盛り」、愛媛県産の「伊達マグロ」を使った「本鮪(マグロ)!とろ造り」(以上980円)など。10月からは、「リーズナブルな価格」で、ふぐ料理も提供するという。ドリンクは、ビール(480円)、焼酎(380円~)、日本酒(450円~)など。客単価は3,500円。
ランチタイムには、「日替わり煮魚定食」「すし定食」「MIXフライ定食」を各980円で提供。ご飯、みそ汁がお代わりでき、ドリンク、漬物のセルフサービスも付く。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時~23時30分(土曜は22時30分まで)。日曜・祝日定休。