日本橋川沿いの空き地に期間限定で営業しているオープンテラス型イベントスペース「日本橋室町186」(中央区日本橋室町1)が今月末、営業を終了する。
火曜と木曜の夜は、複数の屋台が出店し、不定期で音楽ライブも開催
7月6日に開設された同スペース。空き地を街の魅力を向上させる形で活用するアイデアとして、大手不動産会社が企画した。約10メートル四方のスペースに木製の椅子やテーブルを並べ、ランチタイムにはカレー屋台「野菜のカレ」が営業。火曜と木曜の夜は、複数の屋台が出店し、不定期で音楽ライブも開催してきた。
「当初は、興味を持っても立ち寄るまでに至らない人が多かった。徐々になじんできたのか、最近は会社帰りに訪れる人が増え、手応えを感じている」と、同所に屋台を出店するコンサルティング会社「シュハリ」(日本橋大伝馬町)の鳥羽真さん。
最終月を迎え、発泡日本酒メーンの居酒屋風屋台「肴のカレ」はメニューを充実させ、装飾も変更した。佃島の「天安」のつくだ煮3種盛り(300円)、人形町「双葉」の豆腐を使った「冷奴」(200円)、室町の「山本海苔店」の「おつまみ海苔3種盛り合わせ」(100円)など、近隣の老舗各店の食材を使ったさかなメニューを用意。自生する竹を使ったキャンドルと野菜の苗を育てるペットボトルプランターを並べ、循環型社会を提案する工夫も凝らす。
営業時間は11時~23時(ランチは毎日、ディナーは火曜・木曜のみ)。土曜・日曜・祝日定休。