日本橋経済新聞、年間PV1位は「金魚アート展」-行列スポットの開業続々

光や映像などのアートとコラボレーションし、さまざまな品種の金魚約5000匹が水中を舞う。

光や映像などのアートとコラボレーションし、さまざまな品種の金魚約5000匹が水中を舞う。

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 2012年、日本橋経済新聞のPV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは、日本橋三井ホールで期間限定開催された金魚アート展についての記事だった。

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 ランキングは、今年1月1日から12月27日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り。(カッコ内は掲載日)

1. 日本橋三井ホールで金魚アート展-夜はライブも楽しめるバーも(8/17)
2. 日本橋に海鮮丼専門店「つじ半」-つけ麺と天丼の人気店がコラボ開業 (9/25)
3. 日本橋本町で夏季限定「青いラーメン」-人気店のこだわり冷やし塩ラーメン(7/18)
4. 東京駅丸の内駅舎をスクリーンにプロジェクションマッピング-「光を巡る旅」表現(12/21)
5. 大丸東京の食品売り場「ほっぺタウン」が先行開業-お肉の細道、お弁当ストリートなど拡充(8/22)

6. 東京駅丸の内駅舎をスクリーンに音と映像のショー、時空を超えた鉄道の旅(9/21)
7. 新日本橋にラーメン店「ビーハイブゲンキノモト」-千葉の人気店が東京2店舗目(1/26)
8. 東京駅八重洲口「大丸東京」、今秋増床へ-東急ハンズなど出店概要発表(5/15)
9. 日本橋に「くすりミュージアム」-体験展示通じて薬の知識伝える(2/3)
10. 新川にラーメン店「新とんこつ大学 八丁堀キャンパス」-子ども向け無料ラーメンも(6/12)

 1位は金魚が泳ぐ水槽を光や映像と融合したアートとして生かす「アートアクアリウム展」。5000匹の金魚が水中を舞う中、夜はドリンクや音楽を楽しめるバーが開かれるなど趣向を凝らし、待ち時間1時間以上の大好評イベントとなった。

 2位の海鮮丼専門店「つじ半」、7位のラーメン店「ビーハイブゲンキノモト」は今年オープンし、一躍行列のできる店となった人気店。つじ半は、高級すし店風の内装や仕入れに応じて変化する営業時間、メニューを「ぜいたく丼」1本に絞りながら、刺し身、海鮮丼、鯛だし茶漬けの3種類楽しめる味わい方など、こだわりの演出と話題喚起に成功した。「ビーハイブゲンキノモト」は、千葉の実力店の支店として開店当初から人気を得たが、PVランキング3位の記事「青いラーメン」でさらに火が付いた。スープが「真っ青」な冷やしラーメンのビジュアルが話題を呼び、コアなラーメンファンならずとも足を運ぶきっかけ作りに成功。確かな味を提供することで、リピーターを獲得している。

 東京駅周辺施設は今年、大きな動きを見せた。4位と8位にランクインした「大丸東京」は、八重洲口側最大のショッピングゾーンとして10月にグランドオープン。大手菓子メーカーがアンテナショップを出店する「東京おかしランド」やウルトラマン、トミカ、スヌーピーなどのショップが並ぶ「キャラクターストリート」などと併せ、「通過点ではなく目的地としての東京駅」を盛り上げている。

 同じく10月には、丸の内駅舎が創業当時の姿を復元。開業に先駆け、9月末に行われた、駅舎壁面をスクリーンとした「プロジェクションマッピング」のショーを紹介する記事はPVランキング6位になった。好評を受けて再度開かれた12月のショーについての記事は、9月を上回る4位にランクインしたが、こちらは見物客が集まりすぎ、混雑で中止となる騒ぎとなった。

 一方で、老舗証券会社「赤木屋証券」の廃業など、景気の影響から兜町かいわいでは暗いムードが続いた。しかし、長く低迷を続けている日経平均株価が年末に回復基調を見せたことで、来年に期待をつなげる2012年の締めくくりとなった。

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