自転車で老舗巡りや日銀見学-初心者向け「日本橋散走」開催へ

昨年夏に行われたトワイライト散走の様子。

昨年夏に行われたトワイライト散走の様子。

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 自転車部品メーカーのシマノ(大阪府堺市)が運営する青山のアンテナショップ「OVE(オーブ)」(港区、TEL 03-5785-0403)が9月15日、日本橋エリアを自転車で巡るイベント「日本橋散走」を開催する。

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 「散走」とは、途中に食事や景色、特別なイベントなどを楽しみながら、散歩するような感覚で短距離を走行する自転車の楽しみ方。「乗ること以外に目的を持つことで、幅広い層に自転車を身近に感じてもらいたい」と、同店が2006年から提唱している。

 同店が主催する「OVE散走」は月4~6回開催。これまで、東京の下町や武蔵野、鎌倉など、季節やテーマに合わせてざまざまなコースで行っているが、日本橋エリアを目的地とした散走は今回が初めて。「日本橋は江戸時代から歴史があり、派手ではないが素晴らしいものが多い」と企画者の舟橋和宏さん。「活気があるから」と平日の開催を選んだ。

 当日は、同店を朝9時に出発し、四谷方面を経由して日本橋を目指す。日本銀行(中央区日本橋本石町2)で約1時間の見学、三越前の老舗ステーキ店「宇田川」(日本橋本町1)で名物のカツサンドをテークアウトし、隅田川沿岸または北の丸公園でピクニックランチを楽しんだ後、人形町や問屋街などの広域日本橋エリアを走り、15時に同店に戻る予定。30分に1回程度の休憩を挟みながら、合計走行時間3時間30分~4時間、走行距離25~30キロメートル程度の行程となる。

 「平均時速約10キロ程度。いわゆるママチャリの速さが時速15キロくらいなので、それよりもゆっくりとしたペース」と舟橋さん。「あくまで、普段自転車に乗っていない人、駅までの通勤や買い物のときに乗っている程度の方向けに企画している。逆に、ヘビーユーザーにとっては物足りないかもしれない」とも。イベントには、スタッフ2~3人が同行し、参加者の体調や脚力などを見て、コースの調整や個別対応を行うという。

 参加者は、同店が用意するレンタサイクルを使用。速度を感知して自動でギアチェンジをするなど、初心者に優しい構造の同店オリジナル商品。「自転車を始めたいと思っている人にとって、買う前のお試しにもなると思う」とも。

 参加費は8,000円(レンタサイクル・ヘルメット・グローブレンタル代、昼食代、保険代を含む)。定員8人。事前申し込み制。

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