三井記念美術館(中央区日本橋室町2、TEL 03-5777-8666)で7月6日、「大妖怪展-鬼と妖怪そしてゲゲゲ」が始まった。NHK、NHKプロモーション(渋谷区)が共催する。
漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者水木しげるさんの妻を主人公に描いたNHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」のヒット以来、続く妖怪ブーム。同展では、中世から近代までの妖怪の歴史を能面や浮世絵からたどり、「鬼太郎」をはじめとした現代の妖怪画へのつながりを紹介する。
歌川国芳やその門下の月岡芳年の作品を中心に展示する「浮世絵の妖怪」や、狩野永納の絵巻「不動利益縁起」に描かれた、安倍晴明が疫(やく)病神を退治する場面を再現した「妖怪フィギュア」など、スペースごとにテーマを設けて展示。「現代の妖怪画」では、水木さんの妖怪画や「鬼太郎」の原画25点を展示する。
開館時間は10時~17時。入館料は、一般=1,200円、大学・高校生=700円、中学生以下無料。月曜休館(7月15日、8月12日は開館、7月16日は休館)。前期=8月4日まで、後期=9月1日まで。