丸ビル(千代田区丸の内2)内の慶応丸の内シティキャンパスで10月2日、定例講演会「夕学五十講(せきがくごじゅっこう)」の後期日程が始まった。
2001年に始まった同企画。「時代の『潮流と深層』を読み解く」というコンセプトで設定した8つのクラスターで、前期(4~7月)・後期(10月~2月)に分け、年間50の講演テーマを選定する。各回、18時30分に始まり、90分の講演と30分の質疑応答で構成。研究者や企業経営者をはじめ、文化人、ジャーナリストなど幅広い分野から第一線で活躍する人を招き、忙しいビジネスパーソンに通勤や出張の合間の時間を利用し、「知に触れる機会を設ける」という。
今期は、10月8日に「ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件」などの書籍で知られる一橋大学教授・楠木健さんによる「経営センスの論理」、同11日には建功寺の住職で庭園デザイナー、多摩美術大学教授でもある桝野俊明さんの「禅のこころをデザインする」を開講。11月7日には世界最高齢でエベレスト登頂に成功したプロスキーヤー・三浦雄一郎さんが自らの体験を語るほか、同12日には建築家・安藤忠雄さん、12月6日には女優・菊池桃子さんが「大人の学び」について講演する。
各期の全講演を予約する「夕学パスポート」(10万5,000円)のほか、都度購入する「受講券」(5枚まで1枚=5,250円、6~10枚で1枚=4,830円など)で受講可能。