三重県のアンテナショップ「三重テラス」（中央区日本橋室町2、TEL 03-5542-1035）で11月24日、三重県の鈴木英敬知事と歌舞伎役者・片岡愛之助さんによるトークイベントが開催された。

三重名物「伊勢うどん」に、初挑戦の愛之助さん

　同イベントは、知事が発信力のある旬な人と県の魅力について語り合う「知事トークライブ」の第1弾。大ヒットドラマ「半沢直樹」で「オネエキャラ」の検査官役を演じた片岡さんを迎え、歌舞伎の歴史や日本橋エリアでも撮影が行われたドラマの舞台裏などを掘り下げた。

　同世代の2人は初対面でも意気投合。対談中に三重名物「伊勢うどん」を試食し、「コシがない。汁がない。でも、めちゃくちゃおいしい」という片岡さんに鈴木知事は「コシがないのではなく、やわらかいコシ。お伊勢参りの旅人のために作られたため消化が良く、すぐ食べられる江戸のファストフード。忙しい愛之助さんにおすすめ」と切り返す。片岡さんは「休みがなく、三重には修学旅行と巡業でしか行ったことがない。年中公演ができる花道付きの劇場を作ってほしい」と知事にアピールした。

　三重テラスでは、「赤福」「松阪牛カレー」などの特産品を販売するほか県産食材を使ったイタリアンレストランを運営する。オープン2カ月弱で、来館者が9万5000人以上に達した。次回の知事トークライブは来年1月を予定する。