食品メーカーの協同乳業(中央区日本橋小網町)は4月21日、「日本橋スイーツ」シリーズ「よもぎプリンとつぶあん」を発売する。
よもぎは洋菓子の素材としては珍しいが、粒餡との相性の良さから採用を決めた
「日本橋スイーツ」は、同社が2012年3月に発売した和テイストの洋風デザートシリーズ。シーズンごとにさまざまな和素材を使用した限定商品を投入してきた。
今回は、ヨモギの粉末を練り込んだプリンに粒餡(あん)を合わせた。使ったカズサヨモギは草餅や団子など和菓子にはよく使われる素材。食物繊維やビタミンを豊富に含み、漢方薬としても使われるなど昔から親しまれてきた。洋菓子の素材としては珍しいが、粒餡との相性の良さから採用を決めたという。
「きめ細やかな粉になるよう、粉砕工程を工夫してもらい、なめらかな口当たりに仕上げた」と開発担当の木原律子さん。「口の中で青々としたヨモギの風味が膨らむ。粒餡との相性の良さをあらためて実感した」とも。
価格は140円。全国のスーパー・コンビニなどで8月まで販売する(一部地域を除く)。